配列に格納されている数値の順位の求め方をご紹介します。
順位を求めるのは使う頻度は低いと思いますが、たまーに使う時があります。
その”たまーに”のときのための知識です。
配列内の数値の順位を求める方法
数値の大きい順の順位を調べる方法(降順)
こんな配列があるとします。
var arr = [4, 2, 3, 1];
それぞれの数値の順位を求めたいとしたら、次のようなコードを書いてみてください。
var arr = [4, 2, 3, 1]; var sorted = arr.slice().sort(function(a, b){return b - a}); var ranks = arr.slice().map(function(x){return sorted.indexOf(x) + 1});
そうすると、arrの数値それぞれの順位がranks格納されます。
処理の流れ
処理の流れとしては、次のようになります。
2行目のコードで、元の配列であるarrの値を降順にソートしsortedに格納します。
var sorted = arr.slice().sort(function(a, b){return b - a});
3行目のコードで、元の配列とソートした配列を比較し、順位を調べつつranksに順位を格納するというものです。
var ranks = arr.slice().map(function(x){return sorted.indexOf(x) + 1});
数値の小さい順の順位を調べる方法(昇順)
昇順(数が小さい順)の順位を知りたい場合は、次のようなコードを書いてみてください。
var arr = [4, 2, 3, 1]; var sorted = arr.slice().sort(function(a, b){return a - b}); var ranks = arr.slice().map(function(x){return sorted.indexOf(x) + 1});
ぱっと見、どこが変わったのか分かりにくいですが、2行目の.sort()メソッドで使っている比較関数が変わっただけです。
処理の流れとしても比較関数の部分が変わっただけです。
実際のところ、配列に格納されている数値の順位の求め方は何通りもありますが、シンプルかつしっかり動くコードという事で今回ご紹介しました。
旧IEに対応する必要がある場合
旧IEも対応が必要な場合は以下も合わせてお読みください。
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ではでは、よき開発ライフを~。